いつのまにか3月です。
とうとう……日付が変わったので今日が妖怪アパート最終巻の発売日です!
うわ~どうなっちゃうんだろう……!!!!
今日は残業なるべく早く終わらせて本屋へダッシュします。
感想は今週末イベントなので少し遅れてのアップになりそう……かな?
と、いうことで、こちらでもイベントのお知らせ。
■3月15日(日)HARU COMIC CITY 14 東京ビックサイト
スペースナンバー:東5ホール ひ-54b「都庵」妖怪アパートスペースです。
新刊は「Lucky or Unlucky」A5/カラー・52P/500円です。
日付が変わったので、昨日ですが宅急便入稿しました~!!
印刷屋さんががんばってくれれば当日机に乗ってます。
中身は高2のバレンタイのお話です。
あんまり詳しく書かれていなかったところをじっくり書いてます。(苦笑)
長谷×夕士も書くつもりだったのに、ほとんど千晶×夕士です。
(長谷の見所もちゃんと入ってますが……ページ数的に愛の差が!?)
表紙画像は「YOROZU進化論」のBBSに上がってますので、よろしかったら確認してみてくださいませ。
在庫切れしてた「6巻詰め合わせ」も再版しましたので持っていきます。
「誘惑の連鎖」も2.3冊しか残ってなかったので再版しました。
再版・・・したはいいけど再版日入れ忘れちゃった(涙)
ちなみに「6巻詰め合わせ」は初版と二版で遊び紙が違います。
でも、内容おなじなので、勘弁してください・・・。
今回の小話は「暖の取り方」シリーズ古本屋編。
まぁ、……ギャグです。さくっと読み流してください。
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[4回]
コタツで蜜柑を食べているとき、玄関の扉が開く音が聞こえた。
「ただいま~」
古本屋の声に、詩人と一緒に「おかえり~」と返した。
程なくすると、居間の扉が開き、古本屋が入ってきた。
その頭や服には、かすかに雪が付いている。
「寒いーーーーっ」
「あれ、外雪降ってきたんだ」
「どうりで寒いと思ったっス」
俺はクリに蜜柑をむいてやりながら、縁側のほうをのぞいてみた。
既に暗くなりつつあるのでよくわからないが、白いものがちらほら待っているような気もする。
「ううう寒かった~」
手をワキワキしながら入ってくる古本屋。ほんとに寒そうだ。
「コタツあったかいっスよ。あ、でもその前に雪払ってからっス!」
コタツに入ろうとした古本屋の手がピクリと止まる。
「……夕~士~、いいよな~おまえはコタツでぬくぬくで~……」
そう言いながら近づいてきたかと思うと、いきなり背中を引っ張られた。
ひんやりした空気が背中に入ってくる。
ベロンとめくれた服の中、古本屋が手が背中に……
ヒタリ。
「うわっ! つ、冷た~~~~っ!!!」
「あったか~い♪」
絶叫する俺の後ろで古本屋は超笑顔。
「ぎゃーっ、ギブギブ! 冷たすぎ!!」
俺が全身鳥肌を立てている時、詩人は爆笑。
「あっはっは、寒いときは人肌が一番って言うもんネ~!!」
人肌の前にコタツがあるでしょうが!! という突っ込みは声にならない。
ホント、冷たすぎるんだって、古本屋の手が!!
「あ~夕士の背中あったか~い。しかもスベスベ。気持ちいい~♪」
ずるずると背中の上のほうまで手を突っ込んでくる古本屋。俺はたまらずコタツから這い出るが、上からベッタリのしかかるようにされて撃沈。
重いのと冷たいのでもう……
「こ、この借りはいずれ絶対返すっスよ!」
俺は宣戦布告なんてしてみた。
「そんときは全身人肌であっためてやるから安心しな~」
古本屋は笑って雪の付いた頭を首にこすり付けてきた。
……完敗。
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3つめは背中に手を突っ込んであったまる。でした。
まぁ、いたずらの定番ですね。
はじめ古本屋の一人称で書こう思ったのですが、つかめませんでした。
私も完敗です。(苦笑)
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