24日は世間一般ではお休みですが、私の会社は出勤日です。
残念ながら振り替え休日が休みじゃない。
なので、電話も少ないだろうし、仕事半分妄想半分。
そんな感じでネタ作りがんばります。
で、あまりにも寒くなってきたので、ちょっと息抜きにぬくくなるような小話を・・・。
前回の予告どおりべったり密着した話をね・・・(苦笑)
っつうか、いちゃいちゃしたの書きたいのに、いつもいちゃいちゃできていないのがもどかしい。
なんで? と、自問自答。
結論。私は千晶×稲葉が好きだけど、長谷のことも、画家のことも龍さんのことも古本屋のことも佐藤さんのこともスキだ・か・ら~♪
どうも荊道に進みたくなる困った性根のせいみたいです。
予防線張っちゃうんだな、多分。
だから稲葉がフラフラしちゃうんだ。
私が浮気性だから、稲葉も浮気性に・・・ごめんね、稲葉・・・。
そんなこんなで、本格的に冬コミの原稿モードにはいりますので、更新間隔ちょっと空きます。
(頭を妖アパから迷宮に切り替えなければ……)
BBSはたまに更新すると思います。
あと、アンケートの結果発表も!
まだ、クリックしていない方いらっしゃいましたら、ご協力お願いいたします。
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[5回]
11月になると、さすがに気温が下がってきた。
昼休み、いつもの屋上、いつもの給水塔の上でのランチタイムも、そろそろ限界に近づいてきたかもしれない。
少し薄雲のはった空に太陽は出ているものの、光は弱く、コンクリートはそれほど温まっていない。
「上着持ってくればよかったかな」
弁当をほおばりながら俺が言うと、隣でタバコをふかしていた千晶がこちらを振り向いた。
「寒いか?」
「ん、ちょっと。あんたはあったかそうだな」
千晶はニットの上着を着込んでいた。
「貸してやろうか?」
千晶がおもむろに脱ごうとするので、俺はあわてて止めた。
「いいって、着てろよ。あんたが寒いだろ」
「でもお前寒いんだろ?」
「平気だって、弁当食う間くらいたいした時間じゃないんだし」
俺が上着取り上げて、千晶が風邪でも引いたら田代たちに半殺しにされかねない。
それじゃなくても、千晶はたぶん寒さに強くない。平気そうな顔している今も、顔色があまりよくなかった。
ヒーリングしなきゃなんないほどのダメージって感じじゃないけど、きっと、疲れてるんだろうな。
千晶は大きくタバコの煙を吸い込み、天を仰いで噴出すと、携帯灰皿に短くなったタバコを押し付けて火を消した。
そして、いつもならもう一本火をつけるところだが、今日はどうやらやめたらしい。携帯灰皿をポケットに戻し、立ち上がった。
千晶が立ち上がると、千晶でさえぎられていた場所から冷たい空気が流れてきて、体に震えが走った。
う、やっぱり上着取ってきたほうがよかったかもしれない。
そんな後悔をしている間に、千晶は俺の後ろに立ち、座り込んだ。
「ん? えっ、千晶?」
「なんだ?」
「なんだって、なんかすんごく恥ずかしい状況になってる気がするんだけど……」
そう、千晶が俺の後ろに座ってくっついてきたもんだから、つまり俺は後ろにから千晶に抱き疲れている状態なワケで……。
「あぁ、でもあったかいだろ」
「……、確かにあったかいけど」
あったかいけど、なんかへんじゃないか? この体制。
俺が弁当を持ったまま固まっているにもかかわらず、千晶は俺の腹に腕をまわし、背中にぴったり密着して、肩に頭を乗せた。
「あ~、やっぱ寒いのはよくないよな……」
ポツリとこぼして動かなくなってしまった。
俺は恐る恐る聞いてみた。
「……俺って、もしかしてホッカイロ?」
「そう、湯たんぽのかわり。マジであったかいな、寝ちまいそうだ……」
「……はぁ」
俺は大きなため息を一つついて、残りの弁当に集中した。
千晶が後ろにくっついているおかげであったかい。千晶の頭が本気で寝に入ってしまったみたいで重いけど、お疲れな様だから、弁当を食べ終わってもそのままでいてやることにした。
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密着度は高かったけど、トキメキ度が低かった。(苦笑)
千晶は稲葉が寒そうにしてたから抱きついてやったんだけど、あんまり体調よくなかったからそのまま寝ちゃった。
稲葉は千晶が抱きついてきたときちょっとドキッとしたけど、あったかいし、千晶体調悪そうだから俺とくっついてると霊力上がるらしいし、ちょうどいいかも、くらいに考えてます。
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