そろそろ解禁。
スパコミで配布したペーパーについていたSSです。
新刊と関係ないので、これだけで読めます。
めずらしく長谷話なのは、サークルカットに新刊は長谷×夕士かも・・・
みたいなことを書いていたくせに千晶×夕士しか新刊無かったから。(苦笑)
このリベンジは夏コミで。(受かってればね)
あ、もちろん千晶×夕士も書きますよ。ラブいの目指して。(爆笑)
そうそう、僕とおじいちゃんと魔法の塔の二巻読みました。
まだ読んでない人がいると思うので感想は後日にしますが
龍神君が3年間で「魔性のナチュラル・ブラック」に成長していてびっくりしました。(苦笑)
3巻が楽しみです。
とりあえず、もっと男性キャラ増えるといいな~。
人じゃなくても良いから・・・。
あと、弟の和人君をもっと!!!!!
もっと兄と絡ませてやってください!!!!!(趣味丸出し発言)
と、いうことで、もしかしたら僕塔のカテゴリー作るかもです。
感想くらいは書きたいな~と・・・。
んで、あわよくば弟→兄話とか・・・・・・。(需要あるのか?)
ま、どうなるかは今後の展開次第なんだけどね・・・。
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[19回]
朝5時。
稲葉が朝の修行に行くために起きるとき、俺はいったん目が覚める。
でも、稲葉は俺を起こさないようにそっと出て行くので、起きていないフリをして、心の中で「頑張れよ」とエールを送る。
携帯電話のアラームは7時にセットしてある。
それまで、俺はクリを抱き枕に二度寝をむさぼる。
アラームで目覚めると、クリと一緒に朝風呂に出かける。
稲葉が修行を終え、風呂に入る週間に合わせるためだ。
いつもガッチガチに冷えた体で入ってくるが、本人結構平気そうなのでもう心配はしていない。
風呂に入っている時の稲葉は、身も心もゆるんで、実に可愛い顔になる。
そんな稲葉につられて、俺ものほほんとした気持ちになるのだが、風呂の時間は体の隅々チェックする時間でもある。
やせてないかとか、傷作ってないかとか、誰かに味見されてないかとか……。
風呂から上がると、るり子さんが朝飯を用意してくれている。
ここのご飯は三食ガッツリでるのだが、栄養バランスも考えられて出される料理は見た目も味も絶品で、ついつい全部完食してしまう。
午前中は、わりとのんびりすごす。
出かけるときはるり子さんにお弁当を作ってもらってツーリングに出かけたりするが、今日は午後から映画に出かけることにしたので、午前中はクリのパパ役に徹した。
お昼ごはんを食べてから稲葉と二人、招待券をもらった映画に出かけた。
推理・アクション物で、なかなか稲葉の好みに合ったものだった。
帰りがけ、デパートの子供服売り場でクリの帽子を物色。
稲葉は「親ばか」と少し呆れ顔だったが、選んでいくうちに「こっちのほうが似合うんじゃねぇ?」とかアニマルハットをみて「うっわ、これクリにかぶせてぇ~!」とか、意外とノリノリだった。
結局カエルの着ぐるみパジャマとセーラー帽を買って、アパートに戻った。
アパートにつくと、クリが玄関まで迎えに来ていた。
「ごめんごめん、クリ。パパはママとデートだったんだよ」と言い訳すると、稲葉から鉄拳が振ってきたが、事実なのでここは譲れないところだ。
夕食前、早速買ってきた帽子と着ぐるみパジャマのお披露目をした。
「いいじゃねぇかクリ。よかったな~」と言う画家の言葉に、クリも満足そうだった。
そして、着ぐるみパジャマの反応は、「キャークリちゃんかっわいい~♪」と秋音さん。
「よく似合ってるじゃない! クリたんはカエルさんになった。ピョンピョンはねるカエルさんだ~」と詩人がはやし立てると、クリがピョンピョン弾み出した。
一同拍手喝采。
るり子さんの絶品夕食を堪能し、大人たちの武勇伝を聞き、ころあいを見て俺たちは風呂に向かう。
今日の出来事を反芻しながら背中の流しっこをしたり、クリを洗ってやったりして、稲葉の布団に潜り込む。
狭い狭い布団の中、クリを挟んで川の字で寝るのが、ここでの就寝スタイルだ。
稲葉は朝行があるので寝るのが早い。
風呂で温まった体が拍車をかけているにしても、寝つきが非常にいい。
そんな稲葉が眠りに落ちた頃、そっと身を伸ばしてお休みのキスを落とす。
これがアパートで過ごす一日の締めくくり。
稲葉の知らない日常だ。
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長谷の一人称だとだいたいこんな感じです。
あまあまお父さん。(苦笑)
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