こんにちは。
だいぶ間が空いてしまいました・・・あみやです。
いろいろありまして、原稿モード突入中なため
アップする新作がありません。
スミマセン。
そこで、過去イベント配布(一部通販配布もあった)した
チラシ用の小話をUPしたいと思います。
最近の方は読んでないと思うので・・・。
「CAT PANIC」の時につけたものです。
千晶×夕士で、しかも本編後読んだほうがいいかな・・・という感じですが
まぁ、そこはご勘弁下さい。
掲載にあたり、ちょこっと修正しました。
R18本の蛇足なので、千晶の思考回路が怪しいです。(苦笑)
過去のペーパー小話をあさってみると、なんか長谷×夕士が多い。
本の方で千晶×夕士書いちゃうから、ペーパーくらいは長谷を・・・
と、思うみたいです。
前回の更新も、ペーパーの長谷話だったので、先にこちらをアップ。
次回は多分長谷かな・・・。
リツ様>
拍手コメントありがとうございます。
更新のろいですが、たまに覘いてみてください。
応援いただいた分、小話で返せるよう頑張りますね!----------------------------------
[6回]
俺の生徒が突如猫耳になった。
クラスの女生徒の「猫耳萌え~!」という言葉に、まったく心動いたことはない。
作り物の猫耳のついたカチューシャを見ても、どこが可愛いのかさっぱりわからなかったのだが……。
今、目の前にいるは、俺の受け持つクラスの男子生徒で、稲葉夕士。ちょっと変わったところもあるが、極一般的な容姿の人間だ。
その稲葉に、なぜか本物と見まごう猫の耳がついている。(本当の耳もちゃんとついているから耳が4つの状態だ)
「稲葉」
声を掛けると猫耳がいち早く反応してこちらを向く。
俺の出す質問に戸惑うと、顔色にはさほど出さないのに、耳はぴくぴく落ち着かなくなる。
表情豊かなその耳に、触りたくなる衝動をグッとこらえているというのに、あろうことか稲葉にはしっぽもついていた。
その尻尾、いつもはだらんと脱力しているのに、ご機嫌だと絡み付いてくる。
さも、猫がかまって欲しいときや、甘えたいときに擦り寄ってくるがごとくだ。
思わず手が出た。
そのときの稲葉の反応は忘れることができない。
耳と尻尾は感覚がつながっているらしく、頭をなでてやると気持ちよさそうな顔おする。
耳をぺたんと後ろに倒し、俺の手を受け入れる様はまさしく猫のようだった。
まりにも気持ちよさそうにしているので、尻尾も触ってみた。
毛並みに沿ってなでると、少し体を振るわせた。
指で輪を作り、ゆっくり絞るようになでてやると、吐息がこぼれる。
ためしに毛に逆らってさすってみると、まるで痙攣を起こしたような反応を見せた。
感じるポイントが有るらしい。
味を占めた俺は、わざと強弱をつけ、骨の形を探るように尻尾をいじった。
すると、稲葉の口から色っぽい声が漏れた。
そのときの耳のフルフルとふるえる様子や、稲葉の赤くなった顔を見た瞬間、理性がとんだ。
稲葉が寝ているときに撮った猫耳の画像を見ながら、俺は屋上で煙草をふかす。
先ほどチャイムが鳴ったから、そろそろあいつも来るだろう。
「この画像を見たら怒るだろうな……」
稲葉にとって、いろんな意味で忘れてしまいたい思い出かもしれないが、俺はこの画像を消すつもりは無い。
猫耳なんて、と思っていた俺だが、今は猫耳も悪かねぇか……と、少しだけ思っている。
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千晶先生・・・ちょっと壊れておりますな。(苦笑)
本編は夕士視点だったので、その時千晶視点だったらどうだったかな・・・
と思って書いた小話でした。
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