あああぁぁ。
もう九月ですよ。
っていうか締め切り間に合いそうにないですよ。(涙)
スパークあわせで原稿を進めているのですが、ちっとも進んでません。
その間何してたかというと、仕事の後なんもしてなかったり実家に帰ってたり、漫画読んだり。
だめだめ生活していました。
今回も三連休なのに、実家の近所のスパリゾートに行ったり、今日は午後から堤防に釣りに行っちゃいました。(ちなみに今日釣ってきたのはハゼです。)
まぁ、この経験はいずれちゃんと原稿に還元するってことで・・・。
ここの更新も停滞していて、覗きに来ていただいている皆様に申し訳ないので、いい加減小話を書こうと、実家のPCに向かっているのですが・・・
う~んまだ本調子とはいかないようです。
なんだかまた続き物になってしまいました。
とりあえず、その1ってことでアップしますが、その2に続きます。
起承転結で言うところの「起」ってとこでしょうか。
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[5回]
「車検が終わったらドライブに行こうと思うんだ」
いつもの給水塔でのランチタイム中に、千晶がたばこを旨そうに吸いながら言った。
やっと学校行事もひと段落して、千晶的に余裕があるのか、体調がいいようだ。
「へぇ、あの車車検中なのか。じゃぁ今電車で来てんの?」
俺は食べ終えた大きめの弁当箱を、作ってくれたるり子さんへの感謝を込めつつ弁当袋へしまった。
「いや。代車で来てる」
「へぇ」
「で、お前どこ行きたい?」
「え?」
「好きなとこ連れてってやるよ」
「……あ、え~っと……」
まさか自分が誘われているとは思わなかったから、俺は一瞬あわてた。
「なんだ、ドライブは嫌いか?」
「いや、嫌いじゃない! っつ~か、ドライブってあんま経験ないっつ~か」
長谷とはバイクの後ろにのっけてもらってツーリングを楽しんだりはしているけど、車でどこかに出かけるなんてこと、両親が亡くなってから今まであっただろうか?
う~ん……たぶんないな。
考え込む俺を、まるでまぶしいものでも見るかのように目を細めて、千晶は俺の髪の毛に手を伸ばしてきた。
やや強引に髪の毛をくしゃくしゃにされる。
「ち、千晶?」
「じゃぁ、今度の休みに行くか?」
「行く!」
間髪入れずに答えると、千晶は笑ってくしゃくしゃにした髪の毛を手櫛で直した。
「行きたいところ、考えておけよ」
「おう」
千晶はまた旨そうにたばこを吸った。
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稲葉の周りに大人はいるけど、ドライブにつれてってくれるような大人はいなかった。
初々しい稲葉が少しまぶしい千晶先生なのでした。
なので、稲葉の始めてのドライブが自分の運転なことに、ちょっとうれしかったりするわけですよ。
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